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ため息

さっき大澤先生が大きなため息をついて
私のところへやって来ました。
手にはなにやら白い紙を持って。




『この成績どうよ?』と大澤先生。
『・・・・・』言葉がでなかった私。


みんなが誰よりもバスケが好きなのは知っています。
朝から体育館に集合しているのも知っています。
そんな姿は微笑ましいな~。なんて思ったりもしています。

がっ、しかし・・・。
君たちの本分は勉強です。
その本分を忘れてバスケだけでは、
みんなの事を応援できません。
保護者のかたもそうだと思います。
言いたくないけれど
『部活なんかやめなさい!!』って言いたくなってしまう日も
くるかもしれないよ。

まずは日頃の授業を大切に。

走れ、走れ。

とうとう、この季節がやってまいりました。
ムシムシする体育館の中を、ひたすら走ります。
昨日は湿度が高くて、体育館がすべるからと
インターバルではなく、山登り。

毎年この光景を見ていて思うのだけれど、
こんな辛いこと高校生じゃないとできないよね~。
仲間と一緒じゃないとできないよね~。
このキツイ練習が試合の勝ちに繋がると信じてないと頑張れないよね~。

ビービ- 音だけ鳴らして、
お迎えがあるからとさっさと帰る私に
『ありがとうございました~。さようなら~。』って言ってくれる
みんな。
申し訳ないな~って思って体育館を出ました。

それにしても、仲澤のキャプテン姿も見慣れてきましたね。

今年は高2が19名。高1が7名。

先輩の人数のほうが圧倒的に多いから、
私が高1だったら、少し萎縮しちゃうかも。

後輩の人数が圧倒的に少ないから、
私が高2だったら、他の誰かが高1と関わってくれるだろう。
面倒をみてくれるだろう。ちょっと、後輩との繋がりが希薄になってしまうかも。

でも、それではいかんのだ。
逗子開成バスケ部のいいところ。
それは、お互いに尊敬しつつつも、先輩後輩の仲がとってもとっても良いところ。

みんなで、ちょっとずつ意識してみようかね。